NHKニュース: 柏崎刈羽原発の適合審査状況について

ニュース内容に「東京電力は(略)「地上の装置だけで審査を進めてほしい」と求めました。これに対して規制委員会は、地上の装置1つだけでは規制基準を満たさないと指摘し、東京電力は今後、地下の装置についても審査を求めるか検討することになりました。」とあります。
新潟県は、東電のフィルターベント設置計画案に対して、中越沖地震で構内に地盤沈下の被害があったことを踏まえて、諸外国同様のベント設置方法(“建屋と一体型”とか”半地下型”とか)を採るように促したのに、東電は計画を変更せず「じゃあ、半地下型のをもうひとつ付けます」という驚きの提案をしたんですよね。。それで、柏崎刈羽原発は現段階では全号機に2コずつフィルターベントが設置される予定に(^_^;) でも「地上に設置するフィルターベントじゃダメ」という原子力規制委の指摘を受けて、今後、東電が、地下の装置についても審査を求めるか検討する他に、ダブル・フィルターベント設置計画の見直しもあったりするのかな・・・注目です☆
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『柏崎刈羽 フィルターベント審査長期化か』8月26日 23時35分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140826/k10014106351000.html

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所を巡る原子力規制委員会の審査で、新たに設置が義務づけられた「フィルターベント」と呼ばれる装置についての議論が始まりましたが、審査の範囲についての東京電力の方針が定まらず、審査は長期化する見通しです。

「フィルターベント」は、重大な事故が起きた際に格納容器が破損するのを防ぐため、放射性物質の放出を抑えながら内部の水蒸気などを外に逃がす装置で、福島第一原発の事故を受けて設置が義務づけられました。
26日の審査会合では、柏崎刈羽原発6号機と7号機のフィルターベントを巡る議論が始まり、東京電力は従来と比べて放出される放射性物質の量を1000分の1以下に減らせると報告しました。
その一方、東京電力は、フィルターベントの装置を地上と地下にそれぞれ設ける計画ですが、26日の会合では地下の装置はまだ評価中だとして「地上の装置だけで審査を進めてほしい」と求めました。これに対して規制委員会は、地上の装置1つだけでは規制基準を満たさないと指摘し、東京電力は今後、地下の装置についても審査を求めるか検討することになりました。
フィルターベントについては、住民が被ばくするおそれがあるとして新潟県が懸念を示していて、東京電力は、どのような条件で行うか新潟県などと協議して決める方針ですが、規制委員会は条件が決まらなければ認可はできないとしていて、審査は長期化する見通しです。


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