柏崎刈羽原発の避難想定 & おすすめテレビ番組

新潟県が、柏崎刈羽原発事故発生による避難について26通り想定し、その内容を発表しました。
そのうちのひとつのシミュレーションケース…パニック映画が撮れそうです→「5~30キロ圏で祭りなどのイベント開催時に原子力災害が起こった場合、30キロ圏内の人口45万6千人に観光客16万6千人が追加。さらに避難車両が5万8516台追加されたケースで推計した。これに伴って渋滞が発生する影響で、約62万人が30キロ圏外に逃げるまでの時間が27時間半に達する。」
避難できるひとばかりではないでしょうね・・・30キロ圏外のひとはどんな気持ちで屋内退避することになるのだろう…。
自分や家族たちは?
今晩のNHK『クローズアップ現代』を見ながらシミュレーションしてみようという気分になりました…。

[おすすめテレビ番組:内容の紹介]
クローズアップ現代 :2014年8月27日(水) 19:30〜(*再0:10〜)放送
『原発事故 住民の安全どう守る』
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3541.html

川内原発の再稼働への“合格通知”となる規制委の審査書が、9月にも正式決定される見込みだ。しかし、地元では避難計画をめぐり混乱が起きている。自治体が作った計画を、住民が検証したところ、十分な避難スペースがない、スクリーニングの詳細が決まっていないなど“漏れ”が見えてきたのだ。30キロ圏では、発言権もないまま計画策定を求められ、不満を表明する自治体もでている。日本では国が指針を示すのに対し、米国には自治体の計画をFEMA(連邦緊急事態管理庁)が検査する仕組みがある。自治体へのアンケート調査などから、原発避難計画の現状と課題を検証する。


[記事内容] 産経新聞 (2014年8月27日付)
『原発事故発生時、避難に最長27時間半 新潟県が26通り想定』

県は26日、東京電力柏崎刈羽原発の事故発生時に原発から半径30キロ圏内の住民が自家用車で逃げることを想定した「避難時間シミュレーション」の結果を発表した。推計は26通りで、休日昼間に大規模イベントを開いたケースが27時間半と最長になった。

今回、5キロ圏内住民への避難指示を基点に、30キロ圏内の90%の住民が30キロ圏外に逃げる時間を推計した。

一つは、5~30キロ圏で祭りなどのイベント開催時に原子力災害が起こった場合、30キロ圏内の人口45万6千人に観光客16万6千人が追加。さらに避難車両が5万8516台追加されたケースで推計した。これに伴って渋滞が発生する影響で、約62万人が30キロ圏外に逃げるまでの時間が27時間半に達する。

同圏内を走る車の割合が減るにつれ避難時間が段階的に減ることも分かった。日中での車両利用割合が6割の場合は8時間、夜間で7時間半となり、これが最短の推計結果となる。

県は、広域避難対策の実効性を高める検討で「参考値」として生かす方針で、必要に応じ推計の更新や拡充も視野に入れていく。


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