泉田知事の意見書

「地方自治法第74条3」に則り、泉田知事は「みんなで決める会」が原発新潟県民投票条例の制定を求めて直接請求した条例案に「意見書」を添えて議会に附議。1月16日、その「意見書」が公開されました。

公開に先んじて一部で報道された「知事が反対意見を附した」というのは誤りです。

「最後まで読めば”反対”か”賛成”か分かるように書いてあります」という知事のご発言の通り、最後まで読むとちゃんと分かるようになっています。

課題として提示されている項目の「1」~「6」については、原発にまつわる現状の問題点の列挙でもあり、多岐に渡り、とても重要な内容です。知事は、この問題点を、原発新潟県民投票の条例案ではクリア出来ていない課題点として挙げ、これをもって反対するのではなく、次のような言葉につないでいます。
『県民投票を実施するためには、条例案には以上のような課題があり、提案されている条例案を修正する必要がある』
県民投票の実現を勧める明確な意思がここにはあります。そして知事自らがその修正ポイントを提示しているのです!!

私たちは知事の意見書に対して、面談の時に交わした言葉のままの “県民の思いを重く受け止めた内容”として評価したいと思います。

『 (略)地域の安全・安心をいかに確保するか、未来の地域社会をどのように構築していくのか等、身近に生じ、その選択が子々孫々まで長期に影響を及ぼす重要課題については、間接民主制を直接民主制的な制度で補完することが望ましい。
この度の条例制定請求は主権者たる住民が法定数を大幅に超える多数で意見表明の機会を求めて請求したものであり、その意義は重く受け止めるべきである。
以上を踏まえれば、本意見の中で示した検討項目を考慮しつつ、慎重審議の上、本請求の趣旨を忖度した結論を得ることを期待する。』

東京電力柏崎刈羽原子力発電所の稼働に関する新潟県民投票条例案に対する意見 (2013年01月16日)
http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/1356749041554.html


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